RPAシナリオ例の紹介1

Print Friendly, PDF & Email

マイカー通勤申請書の内容チェックをGoogleMapで自動判定

1.はじめに
こんにちは。ディーアイエスソリューションの加藤周幸です。RPAを紹介する際に「普段パソコンで行っている操作をシナリオとして学習し、PC操作を自動化するソフトウェアロボット」のような説明をしますが、実際にどのような業務に適用すれば良いのか、イメージがわかない方も多いかと思います。今回は実際にシナリオを作成し、自動化してみた内容についてご紹介いたします。

企業によっては、マイカー通勤を従業員に許可している場合も多いと思います。その場合、通勤手当は、燃料 費で支給することが多いのではないでしょうか?実は、この燃料費の計算は結構面倒な作業となります。社員はマイカー通勤請書に自宅と勤務先の住所、通勤距離を記入して提出し、そこから経理部門が距離を計算 して燃料手当として支給することになります。この時、申請書に記入された通勤距離が本当に正しいのかをチェックするために、GoogleMap等を用いて確認します。この作業は、件数がまとまるとかなり時間のかかる作業になります。今回はこのチェックの業務をRPAソリューションのWinActor(ウィンアクター)で行ってみました。

2.WinActorを利用する前の運用
まずWinActorを利用する前の運用では、マイカー通勤申請は社員がワークフローシステムから申請し、承認フローの中で経理部門が申請距離をチェックしていました。経理担当者は、社員から提出された申請書の自宅と勤務先の住所からGoogleMapでひとつひとつ最短距離を確認し、その最短距離と申請した距離との乖離が20%未満であれば承認、20%以上であれば差し戻しをしていました。


3.WinActor導入後の運用
それでは、この経理担当者が行っている通勤距離のチェック作業をWinActorにやらせてみましょう。WinActorでは、経理担当者がパソコンで行う1つ1つの操作をシナリオとして登録する必要があります。今回は次のような作業手順をシナリオとして登録しました。

①  ワークフローシステムを起動し、ログインします。
②  経理担当者の承認待ちであるマイカー通勤申請書の一覧を表示します。
③  1件毎にマイカー通勤申請書を開き、自宅住所・勤務先住所をコピーしてWinActor側に記憶させます。
④  GoogleMapを起動し、先ほどWinActor側に記憶させた自宅住所と勤務先住所を使って、2点間の距離を調 べます。
⑤  ④の距離とマイカー通勤申請書の申請距離の差が20%未満に収まっているかチェックします。
⑥  ⑤の結果、20%未満に収まっているのであれば、承認ボタンをクリックします。申請距離の差が20%以上であれば、差し戻し理由を記載し、差し戻しボタンをクリックします。
※経理担当者の承認待ちマイカー通勤申請書が無くなるまで、②〜⑥を繰り返します。
⑦  全ての処理が終わったら、ワークフローシステムとGoogleMapを終了します。

このシナリオを実際に実行してみたところ、差し戻しのパターンを含めて全て正しく処理を完了させることが出来ました。

4.おわりに
今回はWinActorを使ってワークフローシステムのマイカー通勤申請書の確認、承認、差し戻しの業務を、自動的に処理できるようにしました。申請書に記載されている申請距離の妥当性をGoogleMapの機能を使って判断したり、その結果からワークフローシステムでの承認や差し戻しを実施したりするなど、かなり高度な処理もWinActorにより自動で行えることが判ると思います。 皆様の業務の中で、この様な単純だけど繰り返し行う面倒な作業がございましたら、一度WinActorの利用をご検討されてはいかがでしょうか?

当社では、シナリオ作成の依頼にも対応しております。お問合せは、以下からお願いします。

RPA紹介ページはこちら https://www.si-jirei.jp/rpa/

お問い合わせ先

以下の宛先にご連絡いただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Security Code:
security code
Please enter the security code:

送信

最新事例

  1. ヤマハ発動機グループにおいて半導体製造装置事業を統括するヤマハモーターロボティクスホールデ…
  2. 基幹業務クラウドシステム・業務ソフトウェアの開発・販売を手掛けるピー・シー・エー株式会社で…
  3. 認証・セキュリティ事業を手掛けるサイバートラスト株式会社では「Cisco ISE」と「サイバートラ…
  4. 「誰からも愛される、おいしいスイーツを生み出す」をモットーに日々新商品の開発をされている 株式会社…
  5. 業務用iOS端末の活用状況可視化とセキュリティ向上のために、弊社はCisco Security C…

コラム

ログインステータス

Return Top