セミナーレポート「Dataverse をさらっと知りたい皆様へ。画像付きドキュメント管理アプリを10分で作成します。」

  • 2021/5/27

2021年5月19日(水)、オンラインセミナー「Dataverse をさらっと知りたい皆様へ。画像付きドキュメント管理アプリを10分で作成します。」を開催しました。お陰様でたくさんの方にお申し込みいただき、急遽申し込み期間と定員を大幅に拡大して開催いたしました。ご参加いただいた皆様、誠に有難うございました。本記事は当該セミナーのレポートです。興味のある方はご覧ください。


はじめに

今回はMicrosoft 365のライセンスのみで使用可能な「Dataverse for Teams」についての解説です。


「Dataverse for Teams」って何をするためのものなの?

コミュニケーションツール「Microsoft Teams」上でオリジナルアプリを開発するためのツールです。開発にはローコードツール「Power Apps」の技術が使用されています。「Dataverse for Teams」ではアプリで使用する専用のテーブルをクラウド上に作成することが出来ます。テキストやデータ、日付や画像といったあらゆるコンテンツを保存することが出来ます。「Dataverse for Teams」は、チーム毎に環境を作成しますが、環境を移設することも出来ます。ただし、環境外とのデータ連携は基本行えないため、運用はチーム内に限定されます。


デモ:「Microsoft Teams」上で「ドキュメント管理アプリ」を10分で作成

「Microsoft Teams」上でアプリ開発が行える様子を皆様にご覧頂きました。

チーム内に「Dataverse for Teams」の環境を作成すると、わずかなステップでテーブルやアプリが出来上がっていきます。ここではテーブルの列名を入力したり、型を選択したりするだけでテーブルが完成し、そのテーブルの内容からアプリが自動生成されます。あとは、レイアウトをわずかに整えていくだけで、ドキュメント登録が可能なアプリが完成します。

アプリの公開も簡単で、基本はチームへのアクセス権があるメンバーのみがアクセス出来るようになっています。


応用編:「Power Apps」でアプリ作成をしたことがある方向け

デモで作成したドキュメント管理アプリを、ブックスタンド風にアレンジする方法も解説されました。イメージからドキュメントが選択出来るようになります。

また、選択したドキュメントの内容をポップアップで表示する方法も解説されました。こちらは、変数を作成する「Set関数」と条件によりアクションを分岐させる「If文」のみで実現しています。

本レポートでは詳細な説明は割愛しますが、下記のような表示になります。

今回解説をしました「ドキュメント管理アプリ」を応用すれば、以下のようなTeamsアプリも作成出来ます。

  • 顔写真入り社員情報管理アプリ:保有資格・業務経歴など
  • 備品貸出管理アプリ:備品画像・保管場所マップなど
  • 社内システムQA対応アプリ:マニュアル・FAQ集など
  • 商談記録報告アプリ:商談記録・提案資料管理など
  • 作業点検報告アプリ:作業記録・現場写真など

「Dataverse for Teams」では、様々な業務アプリを短時間のうちに開発し運用することが出来ます。増え続け、散在するExcelシートをまとめたり、運用アプリの数を減らしたりすることにも役立ちます。当社では、お客様のDX化を推進するための様々なソリューションを提供しております。

今回ご紹介をさせて頂いたローコードソリューションにおいては、「Power Appsトライアルアプリ」をご用意しておりますので、興味のある方は下記リンク先よりご覧ください。

Power Platform「無償体験アプリ」・「有償パッケージアプリ・開発教育プラン」

また、アプリ開発のヒントになる三島正裕のコラムも公開していますので、こちらも併せてご参考にしてください。

三島正裕の「Microsoft Power Appsコラム」一覧

次回セミナーは2021年7月7日(水)です(内容は今回とほぼ同じ内容の予定です)。今回参加できなかった方は是非ご参加ください。参加ご希望の方は下記リンク先の特設サイトよりお申し込みください。

「Microsoft Power Platform」を含む「Office 365」の導入・活用につきましては、お気軽にディーアイエスサービス&ソリューションにお問い合わせください。


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本セミナーレポート記事に関しましては下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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