コラム「DXの本質であるイノベーションの勘所を実例を交えて解説」(吉政忠志氏)

  • 2021/2/25

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

DXという言葉が流行っています。DXという言葉が流行って、口をそろえて「DXだ!」ということで、デジタル化が進むのは私は悪いことだとは思っていません。遅かれ早かれ、時代はデジタル化に全面的に進んでいくからです。

ただ、多くの人が言う通りDXはデジタルトランスフォーメーションの略で、デジタル化ではないということで、単純にデジタル化をするだけでは、DXの実現ではありません。

でもですね。デジタル化だけで成果が出るならまずはそれでよしです。そもそも少し前まではペーパレス化!を叫んでましたよね。また、DXのDはデジタルなので、デジタル化が前提でもあります。そういう意味ではデジタル化は大歓迎です。言うまでもないですが、デジタル化は会社のリソースをデジタル化していくので、いろいろ応用がしやすいです。つまり、トランスフォーメーションをしやすいということです。

そこで、多くの方がもやっとしているトランスフォーメーションに切り込みます。わかりやすく誤解を恐れず一言で言いますね。

デジタルトランスフォーメーションはデジタル化をトリガーにしたイノベーションです。

新型コロナでもデジタル化の波でも、何か大きな変動が起こると業界構造が変わることがあります。この波に乗ったり、その波を創ったりして、自社に恩恵があるイノベーションを起こそうという話です。

例えば、DXの先駆事例として、Facebookは自らコンテンツを作っていないのに、世界最大級のメディアになったり、楽天も直販はしていないのに日本を代表するECモールになったりしています。Aribabaは在庫を持たないのに世界最大級の小売業者になっています。今ではみなさんご存じのこれらの先駆事例も、出現する前は当たり前ではないプラットフォームがその時代に存在していました。デジタルという業界変革の波によって、仮想空間のインフラができるチャンスがあったということです。これが今までのDXの成功パターンです。

ちなみに新型コロナの影響によるイノベーションもそうです。新型コロナにより、外出がしにくくなったことで、Uber Eatsや出前館などの、お店というインフラから、出前で自宅で食べるという食のインフラにシフトしたのです。このように、大きな波が起こった時にインフラが変わりやすく、今回のDXも物理インフラを仮想インフラに置き換えることをまず考えてみるのがイノベーションの基本だと思っています。

ここからが確信になります。インフラ置き換えのイノベーションは企画者であればだれでも思うことです。このイノベーションで勝つには、置き換えるべきインフラと自社の強みを×(かける)ことが大事なのです。かける、差別化と自社が実施する差別化ポイントが生まれ、企画がより強くなるのです。

このようなアイディアは古くからのしきたりと常識を知らない若者を混ぜたブレストが有効です。

新型コロナで大不況と思いきや、業績が伸びた会社も実は多いです。(うちもそうです)

業界変動が外圧で起こるときはビジネスチャンスです。現場担当の立場で言えば、DXとコロナの波が来ているので、この機会に企画を出してみてはいかがでしょうか?意外に予算が通るかもしれませんよ。

先日、Twitterでソフトバンクの孫社長が言っていました。

「進化しないものはすでに退化している。何故なら、周りが進化するからだ」

まさにその通りですね。

企業は攻めどきに攻めなければ、生き残れません。

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