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コラム「コロナ過をバネにして効率化を図った会社はコロナが明けた後に伸びる」
- 2020/12/28

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
コロナ禍真っただ中に、ニュースでは前年比90%減の観光業の会社が良くクローズアップされていました。コロナ禍により旅行ができなくなった人が多いので、当然の結果だと思います。コロナ禍の直撃を受けた企業はかなり大変な年になってしまったと思っています。
ただ、全体で見るとGDPの前年比数%から10数%前後のマイナス値を推移しています。つまり日本企業の大半が落ち込んでいるわけではありません。そしてこのコロナ禍の時期であっても業績を伸ばしている企業は存在しています。例えば、ゲーム業界やアウトドア業界、そしてIT業界においても、リモートアクセスのための機材やソフトウェアは在庫切れになるほど売れていました。そして、当社もそうですがWebマーケティングの会社では大忙しになったところも多いです。
コロナ禍が長期化したことによって、コロナ支配下による別世界にシフトしたかのように思っている人もいますが、やがてコロナも明けます。インフルエンザにワクチンがなければ、新型コロナ以上の脅威になっているでしょう。インフルエンザのワクチンも毎年技術者がその年に流行るインフルエンザを予想してワクチンを4種類程度作っています。新型コロナも毎年、技術者が変異型の新型コロナを予想してワクチンを作るようになると思います。つまり、またいつもの世界に戻ると思うのです。
ただ、コロナ後の世界では、コロナ禍に力を付けた企業が台頭するはずなので、そういう意味では業界地図が違ってくるはずです。コロナ禍に力を付けた企業はコロナ過中に何をやったのかというと、一言で言えば、業務改革とシステム改革の二つだと思います。
コロナ禍により進んだ業務改革
コロナ前の業務は紙ありきの業務フローでした。コロナ禍によりテレワークが進み、それによりペーパーレスが進みました。テレワークにより、仕事の多様化が実現できるようになりました。移動時間も皆無になり、労働時間の大半が生産時間になり、収益を強化する基盤ができたはずです。
またテレワークによって、声だけが大きい、コミュニケーションや情報流通の経路に入り込み、仕事をやっているアピールだけが上手な収益阻害型の人材や不要な仕事が浮き彫りになり、本当の意味でのリストラができた会社が多かったように思えます。これらの業務改革がうまくいった会社は業務改革を行う際に、新しいルールを作ることができた会社だと思います。
コロナ禍により進んだシステム改革
多くはテレビ会議やチャット、リモートアクセス、VPNなどの仕事の多様化を支えるシステムが導入されました。また、ペーパーレスを実現するためのワークフローや電子印鑑などのシステムが多く導入されました。
ペーパーレスにより、決済時間が短縮化され、企業活動が迅速化し、収益を上げやすくなります。例えば今まで稟議に1週間かかっていた会社が2日でなれば、その分だけ早く業務改善ができます。すべての稟議が早くなれば収益が出やすくなるのはこれ以上説明しなくても凡そ分かりますよね。リモートワークにより移動時間が無くなり、今まで以上に労働時間を効率化できます。いずれもコロナ前から効果的といわれていたソリューションですが、コロナという外圧により普及が広がったという感じです。
ペーパーレスもリモートワークも効果が大きいのは皆さん分かっていますよね。コロナ禍により会社の活動がシンプルになっている今が改善しやすい時期なのです。そして、コロナ禍はまだ続きますよね。ワクチンの状況やオリンピックのタイミングを考えると、初夏ごろまでは続きそうです。
何か改革を行うのであれば今がチャンスだと思いませんか?
大きな改革でなくてもまずはリモートワークからでもいいので、あるべき理想的な環境に今からでも近づけませんか?
それでは今日はこの辺で。