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吉政忠志氏のコラム「ルーチンワークを外注しない情報システム部門の社員の給与は将来伸びない」
- 2020/8/21

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
今日は本音を本気で書きます。将来的にかなりの確率で起こることなので、興味がある方は真剣に読んでほしいです。
年功序列の給与体系がこの後も続くと思っている方はどれくらいいますでしょうか?
会社によってまちまちだとは思いますが、遅かれ早かれ大半の会社では年功序列の給与体系ではなくなり、能力と成果に応じた給与が支払われるようになると思います。そして多くの社会人の人も思っていると思います。
本来的に年齢の高さと給与の高さは、収益や売上とは全く関係がない話です。その昔、日本全体が右肩上がりで将来的にも拡大を続けていくと信じられていた時代に考えられた日本固有の給与体系です。
日本の人口が減少傾向になり、企業努力なしに業績が上がることがなくなりました。その企業努力には製品・サービス開発、営業、マーケティング、管理など様々な仕事での努力を指しますが、無駄な業務を削減することや業務効率を上げるということも含まれています。
そして会社で求められるのは生産性と収益の向上に貢献する社員です。会社の中で最も高いコストである人件費を消費している社員が生産性と収益の向上に貢献していないのに給与が上がることは近い将来無くなります。
例えば、情報システム部門の社員にとって、生産性と収益の向上に貢献している作業とそうでない作業は何がありますでしょうか?
最初に述べますが、生産性と収益の向上に貢献してない作業(例えばルーチンワーク)ばかりを経験している社員が、ある日突然、生産性と収益の向上に貢献できるようになるはずがないですよね。仕事はそんなに甘くないです。日ごろから生産性と収益の向上に貢献できるような業務がある程度中心を占めないと、その社員は成長があまりなく、将来的に出世も給与も上がらない状況になります。
日々こなすだけのルーチンワークとしては、サーバー管理、クラウド管理、アプリケーションのライセンス管理などなど、管理系の大半がそうなります。情報システムのメンバーの方はIT活用の社内提案やセキュリティ関係強化、CTO、CISOなどのIT、セキュリティの責任者及びその補佐としての動きができることが重要だと思っています。
それ以外の管理系の作業はマネージドサービスに委託をすれば、コストも安価になり、プロフェッショナルなサービスを受けられるのでとても投資対効果が高いです。
このコラムを読まれている方が情報システムの管理職の方であれば、部下の方の将来を考えて、ルーチンワークや管理業務のアウトソーシングを考えてはいかがでしょうか? 管理職ではない方は、ご自身の将来のためにアウトソーシングを提案してみてはいかがでしょうか。
このコラムを掲載いただいているディーアイエスソリューションでは豊富なクラウドサービスを提供しています。興味がある方は以下のページをご覧ください。