橋川が語る!)ニューノーマル時代の高速無線「Wi-Fi 6」の重要性とは?(5分で分かる橋川ミチノリの業務改善コラム 第44回)

  • 2020/7/31

これまでのWi-Fi規格の問題点

既に社内に無線環境を構築されている企業様も多いと思います。しかし接続する端末台数が増えてどうも通信が遅い、といったお悩みはないでしょうか?これまでのWi-Fi規格にも複数端末の「同時アクセス」という概念はありました。しかし実際は接続している全ての端末とアクセスポイントが同時にデータ通信をしているわけではなく、端末1台ずつデータ通信をしています(データ通信していない端末は待機状態)。このため、どうしても待ち時間が生じてしまいます。また、1回の通信に端末1台分のデータしか送れないので通信効率が悪いのです。以上のことから、接続する端末台数が増えれば増えるほど待機時間と非効率なデータ通信が発生する可能性が高くなるのです。

「Wi-Fi 6」はなぜ高速通信ができるのか?

そこで注目されているのが「Wi-Fi 6」です。「Wi-Fi 6」は、電波利用の効率化を目的として2019年に発表された新しい無線規格です。これまで最速だった「Wi-Fi 5(11ac )」が3.5Gbpsだったのに対して、 「Wi-Fi 6」 は9.6Gbpsと1秒間に9.6Gbのデータを送信することができます。これは、一般的にVRや4K動画の通信にも耐えられる速度とされています。では何故こんなに高速な通信が可能になったのでしょうか?

帯域の分割利用「OFDMA」

「Wi-Fi 6」最大の特徴と言えるのが帯域の分割利用「OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)」です。データ通信をトラック輸送に例えてみましょう。これまでは、端末1台に対して1台のトラックがデータを運んでいました。 「Wi-Fi 6」の「OFDMA」は、トラック1台に複数端末分のデータを搭載して運ぶイメージです。これにより、渋滞が起きにくく前述の待機時間を削減し、限られた無線帯域(道幅)を有効に活用できます。社内に居る限り、モバイル端末は基本的に常時Wi-Fi接続していますので、たった1分短縮するだけでも全従業員が1年間で短縮できる時間は相当なものになります。 「ニューノーマル」の時代、データ通信速度のアップは非常に重要です。

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