三島正裕のOffice365コラム第14回「PowerAppsとFlowで社員の労働時間を把握する。テレワーク環境を考えてみよう」

  • 2019/6/13

7.1日の労働時間を計算する

1日の終わりにその日の労働時間を計算して、管理者へ報告したいと思います。1日の労働時間を計算するには、入力フォームのボタンで作成したコレクションReportを使います。PowerAppsのコレクションを開くと下図のようになっているはずです。労働終了時間と労働開始時間が日付形式で保存されているのがわかります。この2つの項目の差を計算して、全てのレコードの労働時間を合算します。

労働終了時間と労働開始時間の差を計算するには関数DateDiffを使います。分単位で計算をして、60で割ることで時間を計算しています。

労働時間を簡単なグラフで表現することも出来ます。下図のように長方形のアイコンを配置し、労働時間の長さによって、幅のパラメータWidthを変えるよう設定しています。

8.報告ボタンの処理をFlowで作成する。

報告ボタンを作成するにはFlowを使用します。Button_2というボタンを配置し、選択をした状態でメニューのアクションよりFlowsを選択します。「+新しいフロー」の作成をクリックすると、Flowが起動します。最初のステップにPowerAppsがセットされていますので、「+新しいステップ」を押して、次のステップを選択します。メールの送信が表示されていればクリックします。PowerAppsの次のステップとして「メールの送信」がセットされます。宛先には報告者のメールアドレスをセット、件名にはメールのタイトルをセットします。本文にはテキストと動的なコンテンツを組み合わせた文章をセットします。動的なコンテンツは右に表示されているメニューから「PowerAppsで確認」を選択するとセットされます。今回はPowerApps側から報告者の名前と労働時間を受け取りたいと思いますので、動的なコンテンツは2つセットします。

PowerAppsに戻り、作成したFlowを追加します。データウィンドウに「PowerAppsボタン」が表示されていますので、クリックをするとFlowがButton_2に関連付けられます。Button_2をクリックしたときにFlowを呼び出すにはRunを使用します。カッコの中にはFlow側に渡す値をセットします。下図では、報告者の名前としてUserName、労働時間の報告としてLabel9のテキストをFlowに渡すよう設定しています。

9.アプリを実行する。

作業名を入力して開始ボタンを押すと業務記録が1件追加されます。終了ボタンを押すと終了日時が登録され、再び新規の作業が登録出来るようになります。報告ボタンを押すと、その日に入力した労働時間が計算され、報告者宛に労働時間報告が送信されます。

10.おわりに

PowerAppsとFlowを使った労働時間報告アプリは如何だったでしょうか。今回は労働時間を打刻し、管理者に報告をするというアプリを作成してみましたが、入力されたデータをPowerBIで可視化して、アプリの導入効果を確認してみるのも面白いかもしれませんね。色々と応用が出来そうなアプリだと思いますので、皆さんもぜひ試してみて下さい。

それでは次回もお楽しみに。

PowerAppsについては以下をご覧ください。
https://www.si-jirei.jp/office365/powerapps/

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