三島正裕のOffice365コラム「GPSで楽々入力!?PowerAppsで業務記録アプリを作成する」

  • 2018/11/8

こんにちは!クラウドビジネス担当の三島です。Office365徹底活用コラムということで、今回はスマートフォンのGPSを活用したアプリケーションについて紹介をさせて頂きたいと思います。

スマートフォンでGPSを利用する機会はとても多いですよね。道案内や距離計算、最近では業務記録やマーケティングにも利用されたりしています。もちろんOffice365でもGPSを使ったアプリケーションは作成可能で、中でも一番手軽に作成出来るアプリケーションがPowerAppsではないでしょうか。PowerAppsにはGPSに接続するための機能が標準で搭載されていて、スマートフォンで測定した緯度や経度、高度の情報をリアルタイムに取得することが出来ます。

GPSを使ったアプリケーション作成というと難易度が高そうなイメージがありますが、PowerAppsを使うと意外にも簡単に作成出来ることや、取得したGPS情報の利用のしやすさにも気付けると思います。今回はぜひ皆様にもそれを体感して頂きたいと思いますので、簡単な業務記録アプリケーションを作成しながら解説をしていきたいと思います。

1.業務記録アプリケーションについて

今回作成するアプリケーションは外出先で業務記録をとるためのスマートフォンアプリです。外出先では様々な場面でメモをとりますよね。お客様先で得た情報や移動中にかかってきた電話、仕事によっては検針や測量、人数などの数値情報を記録することもありますよね。その時々でGPS情報が取得出来ていると便利な場面は色々とあります。例えばお客様先でメモをとるときに、お客様名が予め表示された状態でメモがとれたら入力も楽ですよね。検針や測量もGPS情報とセットで記録出来れば効率よく作業が出来る場合がありますよね。今回作成する業務記録アプリケーションでは、こうしたGPS情報を活用して、効率化を図ってみたいと思います。データソースはSharePointのカスタムリスト。アプリケーション本体はPowerAppsを使用して作成します。

2.データを記録するカスタムリストを作成する

最初に、SharePointを起動してカスタムリストを作成します。カスタムリストは下記の通り作成をして下さい。

カスタムリストの作成については、Office365徹底活用編(第2回)で説明させて頂いておりますので下記リンク先を参考にして下さいね。

3.PowerAppsアプリを作成する

PowerAppsを起動してアプリケーションを作成します。「アプリ」メニューから「+アプリの作成」を選択して「Canvas」を選びます。今回はSharePointで作成したリストからアプリケーションを作成しますので、「SharePoint」の「携帯電話レイアウト」を選択します。「SharePointサイトに接続」画面で先程作成したカスタムリストのサイトURLを入力し、「一覧の選択」からリスト名を選択して「接続」ボタンを押します。するとアプリのビルドが開始されますので、完了するまで待ちます。

アプリのビルドが完了すると、下図のように「一覧」、「表示」、「編集」の3画面が自動的に作成されています。画面遷移や保存、削除などの基本操作のパラメータも一通り設定された状態から始められますので、データの作成や更新をするだけのアプリケーションとしてなら、そのまま使うことも出来ます。「アプリ名」は任意に設定して保存して下さい。このコラムでは「GPSアプリ」と設定しています。

4.GPSデータを取得する

作成したアプリケーションからGPSデータを取得してみます。編集画面の「EditScreen1」を開いて「Latitude」と「Longitude」のパラメータ「Default」に、下図のとおりIF文条件式をセットします。

条件式を入力すると、すぐにGPSデータの値がセットされることがわかります。今回は緯度と経度を取得していますが、GPS用の関数には高度を取得するものも用意されています。

◇PowerAppsで用意されているGPS用の関数

・Location.Altitude  : 海抜で測った高度 (フィート) を示す数値を返します。

・Location.Latitude  : 緯度を返します。(-90 ~ 90)

・Location.Longitude : 経度を返します。(0 ~ 180)

5.地図サービス(Bing Map)と連携する

GPSから緯度、経度が取得出来たら、今度は地図に位置情報を表示させてみましょう。地図サービスは「Bing Map」を利用します。「Bing Map」をPowerAppsアプリで使用するためにはKEYを取得する必要があります。「Bing Map」のポータルサイト(https://www.bingmapsportal.com/)へマイクロソフトアカウントでサインインして、「MY account」の中の「My Key」に表示されるKEYをメモします。

PowerAppsアプリから「ビュー」、「データソース」を選択して「+新しい接続」から「Bing Map」を選択します。API KEYの入力が求められますので、先程控えたKEYを入力して「作成」ボタンを押します。これで「Bing Map」を使用する準備が整いました。

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