三島正裕のOffice365徹底活用編(第6回)~スマートフォンでExcel参照!?プラスPowerAppsの活用術~

  • 2018/9/20

選択した部署の実績を縦棒グラフで表示する

今度は縦棒グラフを作成して、データテーブルで選択した日付のデータのみをグラフ表示させてみましょう。下準備として、Screen2を作成しScreen1にあるデータテーブルをコピー&ペーストで持ってきてください。

縦棒グラフの作成方法も、先程作成した折れ線グラフの作成方法と基本は同じです。下図と同じように設定してみてください。先程と異なるのは詳細設定の「Items」にセットする値ですが、こちらではFilter関数も使用しています。ペーストしたデータテーブル(DataTable2)で選択したデータの「日付」と一致するデータのみをデータソースとするように設定しております。

円グラフを使って進捗率を表現する

今度は目標数値に対する実績数値の進捗率を円グラフで表現してみましょう。これまでとは少し複雑に感じるかもしれませんが、手順はそれほど多くありませんので、安心してついてきてくださいね。最初にScreen3を新規に作成します。続いてScreen1と同じ実績数値と、新規に作成した目標数値をそれぞれ「DataTable3_1」、「DataTable3_2」という名前でデータテーブルを作成します。続いて「Button3」という名前で「更新」ボタンを作成し、パラメータOnSelectにはClearCollect、Collect関数をセットしています。この関数を実行するとアプリ内にコレクションが作成されます。

コレクションとはデータを格納したグループのことですが、Button3を実行すると、下図左のような形でコレクションが作成されます。1レコード目に実績数値の合計、2レコード目に目標数値と実績数値の差の合計が部署毎にセットされます。ClearCollectでコレクションを新規作成し、Collectで作成したコレクションにレコードを追加しています。作成したコレクションをもとに円グラフを作成すると下図右のように、進捗率を表現した円グラフが出来上がります。円グラフの作成自体はここまでの手順で作成した折れ線グラフや縦棒グラフと同じ方法で作成することが出来ます。

ここまでの手順の内容では、更新ボタンを押さない限り画面にグラフは表示されませんが、画面を開いたと同時にグラフを表示させるにはButton3のOnSelectのパラメータと同じ内容をScreen3のOnVisibleにもセットします。

最後に、円グラフの中に部署名と進捗率を表示させて、リング状にアレンジをしてみたいと思います。作り方は下図の説明を参考にしてみて下さい。最初に部署Aのリンググラフを作成し、これをベースに部署B~Eも作成して並べます。

PowerBIのタイルを張り付ける

PowerAppsのコントロールにはPowerBIタイルも用意されています。ExcelシートをベースにPowerBI側でグラフを作成し、タイルとしてPowerAppsアプリに組み込むことも出来ます。

おわりに

今回はExcel資料の有効活用ということで、PowerAppsでのグラフ作成をとりあげてみたのですが如何だったでしょうか。基幹側でシステム化されていない数値の管理をExcelで代用されているケースはよく見かけるのですが、これらをスマートフォンで閲覧しようと思うと、結構操作が大変だったりします。組織で共有していて、書き込み頻度が比較的多いExcel資料を今回のようなカタチでアプリ化しておくと、隙間時間の有効活用にも繋がりますよね。データ構造を整えるのに、少しだけ手間が必要になるかもしれませんが、一度アプリを作成してしまえば定期的に作成する報告資料にも十分活用出来ると思いますので、ぜひ皆さんもトライしてみて下さいね。それでは次回もお楽しみに。

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