- Home
- お知らせ, 全コラム, 橋川吾教の「業務改善へのミチノリ」
- ~LanScope Cat活用によるWindows10アップデート対策のススメ~「5分で分かる橋川ミチノリの業務改善」コラム第21回
~LanScope Cat活用によるWindows10アップデート対策のススメ~「5分で分かる橋川ミチノリの業務改善」コラム第21回
- 2018/8/31

LanScopeシリーズ「テレワーク無償支援キャンペーン」はコチラ
好評につき2020年9月30日(水)まで期間延長
はじめに
東京オリンピック・パラリンピックイヤーである2020年まであと18か月となりました。この『18か月』という期間、皆様は長いと感じられますか?それとも短いと感じられますか?なぜこのようなことをお伺いするかと言いますと、Windows10のバージョンアップデートサポート期間も同じく『18か月』だからです。今回はWindows10のアップデート対策と運用について、以前のコラムでマルウェア対策機能と連携できる資産管理ツールとしてご紹介しましたLan Scope Cat を活用した、Windows10アップデート管理についてご説明いたします。
なぜWindows10アップデート対策が必要なの?
これまでのWindowsOSは、リリースから年数が経過してインストールする端末の仕様に合わなくなったり、セキュリティの脆弱性が見つかったりした場合には新しいOSが発表されてきました。つまり、大幅な機能更新やセキュリティ対策はOSを丸ごと入れ替えることによって改善されてきたのです。ところが、Windows10以降は新しいOSが発表されず、定期的なアップデートのみによって機能更新やセキュリティ強化が実施される方針に変わりました。従いまして今後は、定期的なアップデートが着実に実施されることがWindows10を利用するうえでの大前提となっているのです。
普通にアップデートすればいいじゃん、何が問題なの?
Windows10のアップデートには大きく分けて
- Feature Updates(FU):機能更新プログラム
- Quality Updates(QU):品質更新プログラム
の2種類があり、 前者のFeature Updatesのサポート期間が最初に申し上げた通り18か月間しかありません。そのため、この18か月の間に情報システム担当者は次のFeature Updateに備えて
・業務アプリケーションの動作確認
・各周辺機器のドライバ対応状況確認
・アップデートマニュアル作成
などたくさんの事前検証・準備を実施して全ての社内端末に対してアップデートを着実に実施する必要があります。

大変なのはアップデート関連作業だけではありません。Feature Updates(機能更新プログラム)は基本的に大幅な機能更新となるため、データ容量がどうしても大きくなってしまいます。このため、社内の全端末が一斉にアップデートを始めてしまうと、通信帯域が食われてしまい最悪の場合、全社的にインターネットが使えなくなってしまう可能性もあるのです。このリスクを避けるために、情報システム担当者は上述の事前検証・準備をして更に綿密な「アップデートファイルの配布計画」を立てて着実にアップデートを実施する必要があります。このようにWindows10 端末を使い続ける限り、情報システム担当者は大変にプレッシャーが掛かる業務を継続的に実施しなければならないのです。
現状把握が素早くできると配布も素早くできます
上記の業務を今後素早く、着実に回していかないと、せっかくの機能更新やセキュリティ強化を使えず、業務効率の低下やOSの脆弱性を突いた攻撃を受ける危険性が高まってしまいます。 Windows Serverには、アップデート管理機能として「WSUS(Windows Server Update Services)」がありますが配布後の適用チェックが難しいという欠点があります。そこで、まだIT資産管理ツールをご利用でない方には LanScope Cat とWSUSの併用によるアップデート対策を推奨いたします。

LanScope Cat と WSUS を使い分け互いに補完し合う運用
LanScope CatはWSUSと比較して配布形式、配布タイミング、配布対象、通信帯域制御など、より細かく配布管理ができる特徴がありますので、それぞれの特徴を理解してお互いに補完し合って運用することが重要です。
■LanScope Catによる運用範囲
●配布対象・配布内容
・通信回線の細い拠点
・ADが無い/WSUSが使えない環境
・Feature Updates(機能更新プログラム)
●その他の活用場面
・適用状況の確認
・配布方法の設定/通知
・WSUSで失敗した端末向け再配布
■WSUSによる運用範囲
●配布対象・配布内容
・通信回線の太い拠点の配布
・Quality Updates(品質更新プログラム)
※通信回線が太い拠点にはFeature Updates(FU)もWSUSで配布する
●その他の活用場面
・Delivery Optimization(DO)を利用したピア・ツー・ピア配信

弊社では豊富なLanScope Cat および WSUSの導入構築実績がございます。もしWindows10アップデート対策にてお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
関連ページ

IT資産管理や情報漏えい対策の決定版「LanScope Cat Ver.9.2」リリース!

次世代型マルウェア対策 「プロテクトキャット Powered by Cylance」
関連事例
LanScope Protece Cat事例「イー・ガーディアン株式会社」様
関連コラム
「業務改善へのミチノリ」 コラム第7回「マルウェア対策は人工知能(AI)にお任せ!」~LanScope Catによる改正個人情報保護法対応のススメ~