現在、多くの企業様ではユーザー毎に割り当てられたID/Passwordでデバイス(端末)にログイン(多くの場合は同時にドメイン参加)をしていると思います。参加したドメインの中で、どのファイルやアプリケーションにアクセスできるかを区別するために更にセグメントに区切られ、セグメントにどのデバイスがアクセスできるかはデバイスのMACアドレスによってアクセス可否が判断される場合も多いと思います。つまり、ユーザーのID/Passwordと利用するデバイスによってどのファイル・アプリケーションにアクセスできるかが「Yes or No形式」で決まっているのです。1人1台しか端末がなく社外で端末業務をすることが少なかった時代はそれでも問題ありませんでした。ところが働き方改革に伴い、時間や場所の制約を受けない柔軟なワークスタイルを導入する企業が出てきて状況が変わりました。自宅やシェアオフィスで業務をするテレワークの機会が増え、ノートPC・タブレット・スマホなどの様々なデバイスを働く場所や状況・時間帯によって柔軟に使い分ける必要が出てきたのです。ユーザー側の働き方とデバイス端末の使い方は多様化しているのにも関わらず、認証・ポリシー運用が旧態依然であるためにワークスタイル変革の阻害要因になっている企業様も多いのではないでしょうか?