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- 「5分で分かる橋川ミチノリの業務改善」コラム第17回 売上に貢献する無線LANの構築方法~アイスランドで実感したCisco Merakiの威力~
「5分で分かる橋川ミチノリの業務改善」コラム第17回 売上に貢献する無線LANの構築方法~アイスランドで実感したCisco Merakiの威力~
- 2018/4/27

はじめに
今年のゴールでウィークは最大9連休とのことで海外旅行に行かれる方も多くいらっしゃると思います。私は今年1月に1週間アイスランドに旅行して参りました(コラムのバナーもアイスランド・ホースとのツーショットです、氷点下10℃くらいでしたのでエスキモーのような格好になっています)。色々なところを観光しましたが、1人の観光客として一番嬉しく感じたのは現地のホテルや飲食店で安定してフリーWi-Fiを利用できたことです。今回はサービス業に於ける無線LAN環境構築・整備の重要性について書きます。
アイスランドってどんな国?
アイスランドはグリーンランドの南東、イギリスの北西に位置する北欧の島国です。日本を中心に書かれたメルカトル図法の地図では大きな国に見えますが、実際は北海道と四国を合わせたくらいの国土しかなく、人口に至ってはたったの34万人です。これは高知市と同じくらいの人口に相当します。
「国民1人当たりのGDP」で日本はアイスランドに完敗!
そんな小国のアイスランドですが侮ってはいけません。「国民1人当たりのGDP」は世界第6位とトップクラスを維持しています。一方の日本は第22位に甘んじておりバブル崩壊以来トップクラスに入ったことはありません(順位は2017年現在)。

「国民1人当たりの観光客数」でも完敗!
アイスランドは「国民1人当たりの観光客数」についても日本の30倍でこちらも完敗です。アイスランドでもサービス業の人的リソースは日本より圧倒的に不足していますが、なりたい職業の上位に「サービス業(接客業)」が常にランクインするそうです。余談になりますが、アイスランドは美人が多い国として有名です。どこに行ってもモデルさんのような美しいスタイルと顔立ちの従業員の方ばかりで目の保養にも・・・・・・失礼しました。ともかく、日本でも特にサービス業に於いて働き甲斐があり且つ高い生産性を維持できるような仕組みが必要であると改めて感じました。
日本でできるサービス業の業務効率化とは?
とはいっても、そう簡単に法律が変わるようなことはありません。今後益々増加するインバウンド需要に耐えるには今から少しずつでも改善する必要があります。そこで”先ず隗より始めよ”。手っ取り早く従業員の負担を減らす方法があります。それは「快適なフリーWi-Fiを利用できたこと」です。これがサービス業の労働生産性を上げる方法です。
快適なフリーWi-Fi環境は観光客にもサービス業側にもメリットがある


1.自発的に調べ事・活動ができる ⇒ フロントへの問い合わせ・現場業務負担が減少
行きたい観光スポットや付近のレストラン情報をスピーディーに調べられると、ホテルのフロントに問い合わせることなく観光ができます。また、翻訳アプリを駆使すれば効率よくコミュニケーションを取ることもできます。
2. 自国と同じようにインターネットを利用できる ⇒ アメニティ設備投資を削減しつつ顧客満足度を向上
私は現地滞在中の空き時間は専ら業務メールやチャットのチェック・返信をしていました(業務用スマートフォンを持って行っていました)。これにより、帰国後のキャッチアップに対する不安を感じること無くより旅行を楽しむことができましたし、日本国内のニュースも随時チェックすることで浦島太郎状態も避けることができました。お国柄かもしれませんが、宿泊したホテルには有料のアメニティ設備は全くありませんでした。これも設備コスト削減に繋がっています。
3.SNS投稿ができる ⇒ 無料で宣伝・広告効果が期待できる
印象に残った観光スポットや料理の写真は現地でSNSに投稿したいものです。FacebookやInstagramなどの一般的なSNSはアプリがやりとりするデータ量が大きいので快適なフリーWi-Fi環境を提供している場所でなければスムーズに投稿できません。私も現地で安定したフリーWi-Fiを利用できる場所を探してSNS投稿をしました(レンタルモバイルルータも一応持ってはいましたがデータ通信料の上限もありますので)。安定したフリーWi-Fi環境がある場所には自然と人が集まり宣伝効果も高まっていくのです。