「業務改善へのミチノリ」 第10回 「情報システム部門は非生産的」な考えを撲滅! ~シスコシステムズの新ネットワークソリューション構想~

はじめに
「業務改善へのミチノリ」コラムを書かせていただいています、橋川 吾教(ミチノリ)です。

お陰様で「業務改善へのミチノリ」コラムは10回目を迎えました。記念回ですので、今回から現在の情報システム部門を取り巻く課題と、それを解決するシスコシステムズ社のソリューションを数回に分けてご説明したいと思います。

早速ですが現在情報システム部門を最も悩ませているのは「設備投資<運用コスト」となっていることです。初期投資に対して運用コストがより多く掛かるのは、ある程度仕方がないことです。皆様もシステムを導入する際に想定ランニングコストも重要な選定基準の一つにされているのではないかと思います。しかし、この「運用コスト」が占める割合が年々増加しているのです。何故でしょうか?ミクロ的な視点で少し回答を申しますと、「エッジコンピュータ(サーバやPC端末など)の設定に掛かる時間」と、それらを実際に「ネットワークに展開する時間」のギャップが広がっているからです。詳細な説明は後半にさせていただくとして、この時間のギャップのため、「情報システム部門に対する社内評価」が急激に下がっています。具体的には
情報システム部門が
 ・迅速な変更・稼働が必要なプロジェクトに対して十分に期待に応えていない
 ・ビジネスの成長をサポートしていない
といった「情報システム部門は会社のビジネス成長に役立っていない」とも受け止められる辛辣な内容になっています。

■情報システム部門の評価が下がっている原因は「投資コスト」<「運用コスト」

20年ほど前のITバブルの頃を思い起こしてみてください。コスト削減・業務効率化の救世主と持て囃されて社会全体が競うように導入していたあのITインフラが、今や企業のお荷物となりかけているのです。このようなことになってしまった原因は何でしょうか?それは、ITユーザーが日々享受している利便性と引き換えに情報システム部門が背負う負担も日々増加しているからです。

■ユーザーが享受している利便性と引き換えに情報システム部門の業務は拡大化・複雑化している

一昔前までは、ユーザー1人あたりに支給されるデバイスはせいぜい1台でした。それが現在では1人あたり平均で3台以上もあります。皆様もパソコン以外に業務用タブレットやスマートフォンを複数お持ちのことと思います。これらに加えて、クラウド上にあるデバイス(仮想端末やバックアップなど)も含めると鼠算式に運用管理対象となるデバイスが増えるということが容易にご想像いただけると思います。更に、近年流行のIoTデバイスが追加されるとなると、情報システム部門のリソースはあっという間にパンクしてしまいます。

「そんなこと言ったって、それが情報システムの仕事なんだから何とかして対応するのが当然だろう!」と思われた方、少々お待ちください。ITインフラネットワークの運用業務のうち、最も大きな割合を占めるのが「日常的な対応業務」であることをご存じでしょうか?

■ネットワーク運用には莫大な工数・コストが掛かっているが、その大半は「日常的な対応」である

「ネットワーク運用」には当然ながら「障害対応」や組織変更や移転に伴う「設定変更」も含まれます。また、障害が発生しなくても、「ヒューマンエラーによるエラー(70%がユーザー側の人為的ミスにより起きています!)」に対応しなければなりません。実際にそれらのエラーに対応をするための現地オンサイト費用やオンサイトでなくてもリモート対応するためのツールに掛かる費用が必要です。そして、これまでお話して参りました全ての「運用業務」のうち、実に95%は手動で実施されているという現状があります。つまり、皆さんが何か小さなミスを犯したり、端末を追加・変更したりするだけで、ほぼ確実に情報システム部門の何方かが一定時間拘束され対応のために手を動かすことが確定してしまうのです。この「日常的な対応業務」が日々増加し、更に全てのデバイスに対するセキュリティの脅威も増加している現在、情報システム部門にこれ以上の対応改善を要求するのは酷というものです。過剰な要求が日常業務の対応ミスや遅延を生み、それが情報システム部門の評価を更に下げる負のスパイラルに陥ってしまうのです。

次回は、それを改善するシスコシステムズ社のソリューションについてご説明したいと思います。

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