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CUCMコラム第24回ワークスタイルの変革 ~設備投資するのはいつか?~
- 2015/11/14

今回は、「ワークスタイルの変革 ~設備投資するのはいつか?~」と言う内容で書いてみます。
先日、ダイワボウ情報システムの子会社であるディーアイエスソリューション(以下、「DSol」)とシスコシステムズが共催した「10年後の働き方を考えるセミナー」に参加しました。
そのセミナーでDSol 藤重 雄喜氏の講演が印象に残ったので、ご紹介いたします。
多くのお客様の、今目の前にあるワークスタイルの変革のお話であり、現実的に判断するべき内容だと考えています。
藤重氏曰くー。
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多くのお客様とワークスタイルの変革についてお話をさせていただく中で、「なぜワークスタイルの変革が必要なのか」ということを考えるようになりました。
一つ、確実に言えることは10年後も幸せでありたいと思うことだと思います。株主も経営陣も社員もお客様もみんなそうだと思います。
社員にフォーカスをしてワークスタイルの変革で得られる「幸せ」において必要なことは以下の3要素だと思います。
自由な時間=プライベートの充実
お金=能力を持ち続けること
健康=幸せや働くうえでの大前提
最 近巷では「IoE(Internet of Everything)で起こる産業革命」ということがささやかれています。これはインターネットから新しいビジネスチャンスが生まれたということです。 一方、日本は少子化が進んでいます。これは一人一人への負荷が増加していくことを意味しています。少ない人数で今以上のことを行うためには「専門家の分散 配置」が必要だといわれています。今後幸せであり続けるためには、ワークスタイルを変革させ、より効率的で充実したビジネスをしなければならないのではな いかと私は考えるようになりました。
お客様に「ワークスタイルの変革を提案すると、以下のようなことを言われることがあると聞くことがあります。
「電話ができれば業務ができる、高額なものはいらない」
「弊社の社員はITリテラシーが低いので 高額なものはいらない」
そ のような話を聞くと私は「今はそうかも。今はそれでいいかも。」と思います。ただ「今後は業務が複雑になり、進化していくので、変わらないといけないは ず。変化はゆっくり進んでいくので、顕在化したタイミングで、果たしてその会社は変われるのか、幸せでいられるのだろうか。」と考えます。
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私も大きくうなずく講演でした。
ワー クスタイルの変革は、スマホやパソコンを買い替えるようなツールを変えるのではなく、働き方を変えていく、企業の業務文化の改革なのです。今までにはな かったツールを活用して、今以上に便利にするための改革なのです。そのためには捨てるものも出て来るでしょう。ただ、捨てるもの以上に大きく得られるもの があるからこそ、多くの企業が注目し、チャレンジしています。最後に一つアドバイスを、新しいツールを活用しての業務改革を行ううえでの大前提は、その ツールを使いこなせている人をプロジェクトメンバーに加えることが重要です。 例えば、若手の社員かもしれませんし、DSolの社員のような業者サイドの 人かもしれません。ツールに詳しい人がいないのに、ツールを活用した業務改革の案ができるはずもないです。是非ご検討ください。
さて、先日の「10年後の働き方を考えるセミナー」の模様と配布資料の後日請求の仕方をまとめたレポートを公開しています。興味がある方は以下をご覧ください。
「10年後の働き方を考えるセミナー」レポート
https://www.si-jirei.jp/Cisco/CUCM_seminar/
※本コラムは今回で最終回になります。次号からは「ITによるワークスタイルの変革コラム」としてこちらで連載されます。