コラムの第8回はユニファイドコミュニケーション・システムの関連でTelepresenceやテレビ会議システムを検討するときに出てくる「帯域幅とQoS(Quality of Service:キューオーエス)についてご説明します。

そもそも「帯域幅」とは何でしょうか?

「帯 域幅」の正式な名称は「周波数帯域幅」のことを指しています。「周波数」でピンときた方もいると思うのですが。電気通信の話であり、大雑把に説明すれば、 「帯域幅」は通信スピードを示し、数が大きければ大きいほどスピードが速いことになります。この辺の感覚は昔のアナログ電話の通信とは違い、デジタル通信 の話になります。以前のアナログ電話の時代は、ネットワークがつながると、そのネットワークは1対1の通信となり、他の通信が流れることはありませんでし た。現在はネットワークがデジタル化されており、音声のみならず、データ通信もパケット(日本語で「小包み」という意味)というデータの細切れにして、さ まざまな種類のデータを同時に流していきます。パケットという単位に細切れにして送信したデータを、送信先の機械でまた元通りにして文章にしたり、画像に したり、音声にしたりしています。

この時に当然、機械やネットワークには処理能力の限界があります。電子メールの転送でしたら、少し待て ばメールを読めますが、電話やTelePresenceなどの人間対人間が直接通信を行うサービスで、まったく制御せずに、さまざまなパケットを流してい くと、音声やTelePresenceの動画が、途切れ途切れになったりします。普通の機械では、そのパケットが音声のパケットなのか TelePresenceのパケットなのか判別せずに、送信していくからです。

そこで重要なのがQoSです。

「QoS」はQuality of Serviceの略称です。日本語で直訳すれば「サービスの品質」です。
ど ういうものかを説明すると、送信されていくデータの種類に応じて帯域幅を確保(予約)する仕組みです。たとえば、音声やTelePresenceは途切れ たりするとまずいので、機械のほうで、この2種類のデータが流れてきたら、優先的に帯域幅を確保して、安定したスピードで通信をおこなうことができる機能 です。これによって、高品質なサービスを展開できるという意味です。

このように説明するとQoS機能があるTelePresenceであ れば、業者の手を借りなくても大丈夫!と思われるかもしれませんが、そうではありません。ネットワークや機器の処理能力には限界があります。いくらQoS を使っても対応できない場合もあります。たとえば、始業直後や会議が多い時間帯は電話やTelePresenceの利用頻度が高くなります。利用頻度が高 い時は社員が忙しい時です。そのようなときに電話の音声が途切れたり、TelePresenceの画像が乱れたりすれば、クレームになりかねないです。か といって、最大頻度に合わせてネットワークを設計すれば、コストが高くなります。

やはり、ネットワークをどう設計するかは専門家に任せた方が結局長い目で見て安くなると考えます。

いかがでしたでしょうか?TelePresenceの検討時に出てくる帯域幅とQoSについて解説いたしました。実際の事例をご覧になりたい方は以下のサイトをご覧ください。様々な事例をご紹介しています。
https://www.si-jirei.jp/Cisco/telepresence/

それでは次回もお楽しみに。

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