Cisco無線LANコラム第7回:家庭用の無線と企業用の無線LAN、何が違うの?

    「っていうかそもそも、家庭用の無線と企業用の無線LAN、何が違うの?」

    いきなり疑問形から始まりますが、実際のご提案現場ではよく聞かれる言葉です。

    「うちは各会議室に家庭用のアクセスポイントを付けています。運用上問題はありません。」
    「各拠点でそれぞれ導入しています。安価で便利ですね。」

    冒頭のご質問から続くのは、上記のようなお言葉です。確かに、暗号化方式は両者ともにAES対応で変わりませんし、通信速度や最大出力時の電波の届く範囲も大差はありません。むしろ家庭用の方が、設定が簡単で運用しやすいかもしれません。目に見えて異なるのは価格です。

    家庭用と法人用のアクセスポイント・・・異なるのは価格だけでしょうか。「何をいまさら」という方も多いと思うのですが、復習の意味も込めまして、今回は「家庭用のアクセスポイントと法人用のアクセスポイントの違い」についてコラムを記載したいと思います。

    法人用/家庭用アクセスポイントの違い-設計編

    ・カバーエリアと利用人数
    企業のフロアでは、限られたエリアの中で大勢の社員が業務を行うため、多くのデバイスを同時接続させる必要があります。そこでアクセスポイント1台1台に負荷が集中することがないよう、比較的多くのアクセスポイントを設置する必要があります。

    これに対して家庭では、(最近無線対応のデバイスが増えてきたとはいえ)そこまで多くのデバイスが集中することはありません。代わりに、1台のアクセスポイントで家中(複数の部屋)をカバーできるようにする必要があります。

    つまり、設計思想の相違点をまとめると、、、

    -企業用のアクセスポイント
    多くのアクセスポイントを!
    多人数(デバイス)で!
    効率よく利用する設計!

    -家庭用のアクセスポイント
    ・少ないアクセスポイントを!
    ・少人数(デバイス)で!
    ・家じゅうどこでも利用できる設計!
    =電波強度を強くする

    と、いうことになります。

    法人用/家庭用アクセスポイントの違い-詳細編

    では、設計思想の違いから、具体的にはどのような機能に相違点が出るのでしょうか。
    各種機能を見ていきたいと思います。

    -ローミング
    法人用アクセスポイントは前述の通り、負荷分散の為、多くのAPを設置する必要があります。ですので、人が移動して接続するアクセスポイントが変わっても通信が途切れることがないように、ローミングする機能がございます。

    →つまり、どこにいても最適な通信ができるよう、接続するアクセスポイントを
    切り替えながら利用します。スムーズに切り替わるよう、アクセスポイント
    1台1台の出力は低く抑えて設定するケースが多いです。家庭用アクセスポイントでは、
    このローミング機能がありません。一度接続したアクセスポイントの
    電波範囲外になるまでは、どんなに弱い電波でもつかみ続けるのです。範囲外に
    なってから、一度切断した後に別の アクセスポイントに接続します。

    -セキュリティ
    通信を暗号化する方式自体は法人用/家庭用ともにWPA2/AESという強固な仕組みを実装しています。但し、法人用のアクセスポイントでは、接続できる ユーザを制限するため、WPA2エンタープライズ認証を利用することが可能です。WPA2エンタープライズ認証では認証サーバとしてActive Directoryや証明書サーバと連携することが可能です。これにより、会社で許可したユーザ若しくはデバイスしか接続できない、という環境を実装しま す。認証方式についての詳細は、前回のコラムをご参照ください!

    -管理面
    法人用のアクセスポイントでは、無線コントローラによる一元管理が基本になります。同時にたくさんのアクセスポイントを管理する必要があるため、設定の一元管理や電波調整の自動化により、管理負荷低減と安定稼働を実現します。

    法人用アクセスポイントでもコントローラを設置しない場合は、家庭用と同じく設定はアクセスポイント自体が持つ形になります。

    Why Cisco!?
    法人用/家庭用アクセスポイントの違い、いかがでしたでしょうか。

    「っていうかそもそも、家庭用の無線と企業用の無線LAN、何が違うの?」

    というご質問には、

    「少人数、限定的な利用であれば特に違いはございません。ただ、本格的な無線の利用を考える場合、やはり法人用のアクセスポイントが必要です。なぜなら・・・」と回答しております。

    現在ディーアイエスソリューションでは、企業用の無線としてCisco Systems社の製品をご提案する機会が多くなっております。それは、これまでに記載しました法人用アクセスポイントの特徴を、より利便性の高い形で実装している製品だからです。

    次回のコラムでは、CiscoSystems社の無線製品について詳しくご説明してまいりたいと思います。


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