Cisco無線LANコラム第2回:不正アクセスポイントによる無線LAN環境への影響をどのように防ぐか

  • 2015/3/26

こんにちは。今日は表記の内容で書いてみたいと考えています。なお、ここに書かれている内容はあくまで例であり、例外もあるため絶対ということではありま せん。しかし、しっかりと対応することでかなりのリスクを減少させることができると考えています。自社のネットワークセキュリティについて不安を感じる方 や、ネットワークを安全に使うための方法に興味がありましたら、このコラムをご参考ください。またご不明な点はお気軽にディーアイエスソリューションにお 問い合わせください。弊社は以下の事例にもある通り、無線LANの経験が豊富です。

※無線LAN事例
https://www.si-jirei.jp/success/

前回のコラムの内容と関連する内容もありますが、最近無線LANを利用していて、一部のエリアのみで通信が遅くなった、無線につながりづらくなった等の声を聞くことはありませんでしょうか?

前回三つの対応策を掲示させていただきましたが、実はまだこのような事象を引き起こしてしまう原因があります。

それは、不正アクセスポイントが原因による無線LAN環境の悪化が考えられます。

悪化というと大げさに捉えられてしまうかもしれませんが、無線LANを導入した当初よりスマートフォンなどの無線デバイスの普及により、無線ネットワークの重要性が高まってきております。
急激な無線デバイスの増加により、無線ネットワークに負荷がかかり、無線LANの速度などに不満があると、個人で不正に無線アクセスポイントを設置してしまうかもしれません。

このような無線アクセスポイントは、悪意があって設置されたわけではありませんが、結果として正規な無線アクセスポイントの通信を阻害したり、最悪な場合ではありますが情報漏えいの可能性も考えたりしなくてはいけなくなります。

少 し前に大手通信販売会社による情報漏えい事件がありました。情報漏えいについては様々なパターンがあります。例えば、USBによる情報の持ち出しやFTP 通信による持ち出し、会社が指定していないオンラインストレージなどからの漏えいなど様々ですが、上記不正アクセスポイントによる情報漏えいも考慮しなく てはいけません。

不正なアクセスポイントや無許可なアクセスポイントが設置された場合以下のようなリスクがあります。

A)不正なアクセスポイントが設置される事により、正規なアクセスポイントの電波と干渉が引き起こされ、通信環境が悪くなり、結果として無線LANの利用に支障をきたしてしまいます。

B)システム管理者は、不正アクセスポイントがどこに設置されているか、誰が該当アクセスポイントを利用しているか等の状況を把握することができないため、原因特定までに多大な時間がかかってしまいます。

C)不正なアクセスポイントは、セキュリティ対策が甘い場合があり、無線端末へ攻撃されてしまったり、社外から簡単に社内資源へアクセスができてしまったりします。それにより、顧客情報や技術情報などの機密情報が漏えいする可能性が高まります。

このような状況を避けるために24時間365日でネットワークを目検で監視しようとしても実際はほぼ不可能です。よって、不正アクセスポイントを監視するシステムが必要になります。

そ こで、お勧めしたいのはCISCO Wireless LAN Controller(WLC)の自動電波調整機能です。WLCにより、不正なアクセスポイントの電波干渉を自動的に回避でき、不正アクセスポイントも検 知できます。さらにClean Airがあればサイトマップにて干渉源や無線デバイスの位置検知と外部電波の干渉状態の可視化まで可能になります。

いかがでしょうか?高機能なCisco無線LANソリューションを活用することで、無線LAN通信環境の安定化や、情報漏えいのリスクをかなり減少できるようになります。興味がある方は以下のCisco無線LANソリューションのページもご覧ください。

Cisco無線LANソリューション
https://www.si-jirei.jp/Cisco/wireless/

また、弊社にはCiscoの無線LAN事例を多く公開しています。興味がある方は以下をご覧ください。

無線LANを中心としたCiscoソリューション事例集
https://www.si-jirei.jp/success/

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